2025/12/22 20:10

カルーナ・ブルガリスは、ヨーロッパ原産のツツジ科の常緑低木で、「ヘザー」の名前でも知られています。
小さな葉と鈴のような花が可愛らしく、寄せ植えやガーデンの彩りにぴったりの植物です。
秋から冬にかけて花を咲かせ、寒さに強く丈夫なので、初心者にもおすすめです。
特徴

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学名:Calluna vulgaris
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科名:ツツジ科
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属名:カルーナ属
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原産地:ヨーロッパ北部
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草丈:20〜50cm前後
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開花期:7〜12月(品種により異なる)
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耐寒性:強い
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耐暑性:やや弱い
育て方のポイント

日当たり・置き場所
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日当たりのよい場所を好みます。半日以上日光が当たる環境で育てましょう。
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日当たりが悪いと花つきが減り、株が間延びします。
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高温多湿が苦手なので、梅雨や真夏は風通しの良い半日陰へ移動を。
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冬の寒さには強く、霜にも耐えます。屋外で越冬可能です。
水やり

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乾燥しすぎに注意しながら、土の表面が乾いたらたっぷりと。
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水切れに弱く、乾くとすぐに葉が茶色くなります。
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ただし過湿も苦手。受け皿に水を溜めないようにしましょう。
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夏は朝の涼しい時間に、冬は昼頃に水を与えるのが理想的です。
土と鉢

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ツツジ科の植物なので、酸性の土を好みます。
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市販の「ブルーベリー用培養土」「ツツジ・サツキ用培養土」が適しています。
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自作する場合は、鹿沼土(小粒)5:ピートモス3:パーライト2
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水はけのよい鉢を選び、鉢底には軽石を敷いてください。
肥料

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肥料は控えめに。与えすぎると株が徒長します。
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3〜6月・9〜10月に緩効性肥料を少量、または2〜3週間おきに薄めた液肥を。
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真夏と真冬は肥料を控えます。
剪定

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花が終わったら早めに剪定します。
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花がらのすぐ下あたりをカットして形を整えると、株がコンパクトにまとまり翌年もきれいに咲きます。
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剪定を怠ると、下葉が枯れやすく見た目が悪くなります。
植え替え

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植え替えは春(3〜4月)または秋(10〜11月)に行います。
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根が詰まってきたら一回り大きな鉢へ。
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根をほぐしすぎると枯れることがあるので、軽く整える程度でOKです。
株分けで増やす

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株分けは植え替え時に行えます。
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根を2〜3株に分け、それぞれを新しい土に植え替えます。
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分けた後はしばらく明るい日陰で管理し、根が落ち着いたら日当たりへ。
エリカとカルーナの違い

カルーナとよく似た植物に「エリカ(ヒース)」がありますが、次のような違いがあります。
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カルーナ(Calluna vulgaris)

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葉が小さくて細かく、四角く重なり合うようにつく
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花は夏〜秋に咲く
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耐寒性あり
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エリカ(Erica spp.)

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細い針のような葉
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冬〜春に花を咲かせる
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暑さに強く、温暖地向き
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見た目は似ていますが、開花期と耐寒性が異なります。

よくあるトラブルと対処法(Q&A)

Q. 冬に葉が赤や茶色っぽくなります。病気ですか?
A. 冬の寒さによる紅葉現象です。枯れているわけではありません。春になると再び緑に戻ります。
Q. 水やりしているのに元気がありません。
A. 根腐れかアルカリ性の水道水が原因で土壌が中和しているせいかもしれません。
土がいつも湿っている状態の場合は、土が乾いてからの水やりを意識しましょう。植え替え適期なら、土から抜いて根の状態を確認してみても〇
根腐れでなさそうな場合は、用土のPHを酸性よりにするために雨水を使うか、ピートモスを足して酸性に保つと元気を取り戻す場合があります。
Q. 花が咲かないのですが?
A. 日照不足や剪定時期の遅れが原因です。花後すぐに切り戻すことで、翌年の花芽がしっかりつきます。
カルーナ・ブルガリスの楽しみ方

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寄せ植えでパンジーやシロタエギクなどと組み合わせると、冬の花壇が華やかになります。
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花色はピンク、紫、白などがあり、寒い時期のガーデンカラーとして重宝します。
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ドライフラワーやリース素材としても人気です。
