2025/11/25 20:23

ローズマリー(Rosmarinus officinalis)は、地中海沿岸原産の常緑低木で、ハーブの代表格ともいえる存在です。
すっきりとした香りが料理やアロマに使えるだけでなく、丈夫で育てやすく、花も美しいのが魅力。
上手に育てるには「日当たり」「剪定」「水やり」の3つのポイントを押さえることが大切です。
特徴

-
学名:サルビア・ロスマリヌス(旧名 Rosmarinus officinalis)
-
科名:シソ科
-
属名:サルビア属
-
原産地:地中海沿岸
-
耐寒性:やや強い(−5℃程度まで)
-
耐暑性:強い
-
開花期:3〜11月(品種により差あり)
育て方のポイント

日当たり・置き場所
-
1日4時間以上の日光が当たる場所で育てます。
-
日光不足になると香りが弱くなり、株がヒョロヒョロに。
-
蒸れに弱いので、風通しの良い場所が理想です。
-
寒冷地では冬は屋外でも越冬可能ですが、霜よけをしてあげると安心。
-
室内で育てる場合は、南向きの明るい窓辺に置きます。
水やり

-
ローズマリーは乾燥を好みます。
-
表土がしっかり乾いてから、鉢底から流れるまでたっぷり水を与えます。
-
常に湿っていると根腐れを起こすので注意。
-
冬は休眠期に入るため、水やりを控え、乾かし気味に管理します。
土

-
水はけのよい弱アルカリ性〜中性の土を好みます。市販の「ハーブ用培養土」「野菜用培養土」でOK。
-
自作する場合は、赤玉土(小粒)5:腐葉土3:パーライト2に少量の苦土石灰を混ぜてpHを調整します。鉢底には必ず軽石を敷きましょう。
肥料
-
肥料は控えめでOK。与えすぎると香りが薄くなります。
-
春と秋に緩効性肥料を少量施します。
-
生育期(4〜6月)には2〜3週間おきに薄めた液肥を与えても良いです。
剪定
-
ローズマリーの美しい樹形と香りを保つには剪定が欠かせません。
-
年に2〜3回(春・初夏・秋)に行うのがおすすめ。
-
花後に軽く切り戻し、伸びすぎた枝を整えると風通しがよくなります。
-
木質化した部分を強く切ると新芽が出にくいので、若い枝を中心にカットします。
植え替え

-
2〜3年に1回を目安に、春(3〜5月)または秋(9〜10月)に行います。
-
根が鉢いっぱいになってきたら、ひと回り大きな鉢へ。
-
根を軽くほぐし、新しい土に植え替えましょう。
増やし方(挿し木)

-
5〜6月または9月が適期。
-
10cmほどの元気な枝を切り、下葉を取り除いて水に1時間ほ切り口をつけておきます。
-
その後、清潔な挿し木用土(赤玉土・鹿沼土・バーミキュライトなど)に挿し、明るい日陰で管理。
-
2〜3週間で発根し、根が十分伸びたら適切な大きさの鉢に鉢上げします。
よくあるトラブルと対処法(Q&A)
Q. 枯れてしまいました。原因は?
A. 最も多いのは根腐れです。水の与えすぎや、風通しの悪さで土が湿り続けると枯れます。乾かし気味に管理しましょう。
Q.下葉が枯れこんできた
A. 過湿・根詰まり・肥料過多などが原因です。植え替えや剪定で通気を良くします。
Q.野外管理をしていたら、冬に元気がなくなったきた
A. 寒さで地上部が一時的に弱ることがありますが、根が生きていれば春に新芽が出ます。霜よけをして様子を見ましょう。
Q. 花が咲かない。
A. 日照不足または剪定時期のズレが原因。花後すぐに切り戻すと翌年も咲きやすくなります。
ローズマリーの種類と楽しみ方

-
立性(トスカナブルー・マジョルカピンクなど):上に伸びるタイプで鉢植えや庭植えに最適。
-
ほふく性(プロストラーツス・サンタバーバラなど):横に広がるタイプでグランドカバー向き。
-
寄せ植えではタイムやラベンダーと相性が良く、ハーブガーデンにもおすすめ。
-
料理・クラフト・ドライハーブ・防虫など、使い道が幅広いのも魅力です。
