2026/02/16 01:45
この記事でわかること
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挿し木で増やすメリットと基本の考え方
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「茎差し」「水挿し」「葉挿し」「株分け」などの方法別手順
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植物別のおすすめ増やし方(モンステラ・ポトス・ペペロミア・シダ・多肉など)
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成功率をあげるコツ(温度・湿度・発根促進剤の使い方)
挿し木の基本

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「節」が重要:茎挿しは節(葉の付け根の膨らみ)を必ず含むこと。節から根が出ます
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発根の仕組み:切断部分が傷のようになり、そこから根が伸びる(環境が整っていることが重要:湿度・温度・酸素)
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成功のコツ:清潔な道具、適切な温度(20〜28℃が一般的)、安定した湿度(高め)を保つこと
方法別の手順
茎差し — ポトス、モンステラ、アイビー等

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健康な茎を節を含めて10〜15cmで切る
ハサミは断面をつぶして切るため、カッターや包丁で断面をきれいにすると〇 -
葉は上の方の数枚を残し、土や水に触れる部分に葉がないようにする
葉の1枚が大きい場合は半分に切る 切り口を5分ほど水につけてあくを抜く(メネデールなどの水溶剤の発根促進剤を使用する場合はこのとき
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「水挿し」か「土挿し」を選ぶ
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水挿し:容器に水を入れ、節を沈める(透明な容器だと根が出る様子が見えて楽しい)
夏場は茎が腐りやすいので、水を清潔に保つ。数日〜数週間で発根
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↑発根の様子。この根は水の中に適応した根なので乾燥に弱い。土に植えるときは土が乾きすぎないようにしないと、すぐに干からびてしまう
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土挿し:赤玉土や鹿沼土など肥料分がなくきれいな土を用意し、湿らせておく
茎の先や節を傷めないようにそっと挿し、土が乾きすぎないように湿度を保つ
あらかじめ棒で穴をあけても〇(粉末の発根促進剤を使用する場合は、挿す前に切り口につける)
土に差すのではなく、鉢の中で茎を浮かせた状態で持ち、隙間に土を流し込む方法で
葉挿し — ペペロミアの一部、多肉類

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多肉:葉を乾燥させてから土に置く(芽が出るまで乾かし気味に管理)。
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ペペロミアの葉挿しは、葉ごと土に少し差し込み、明るい日陰で管理。
株分け — アグラオネマ、ネフロレピス、サンスベリアなど
↑小株がついたハマユウ
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鉢から引き抜き、土を軽く落として根茎や塊根を分ける。
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各株に葉と根がつくように分割して新しい鉢に植える。
取り木 — 大形の木や幹で増やす方法(フィカス系など)
挿し木とは違い、確実に増やしたいときに有効。

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↑シェフレラの幹を剥いたところ
樹皮にリング状に切れ目を入れ、剥がす。外側の茶色い部分と、中の緑色部分までむく。
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切断面に湿ったミズゴケや用土を当ててラップで包み固定。
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数週間〜数ヶ月で根が出たら切り取り、鉢植えする。

↑水苔でやってみた様子

↑水苔と土で実験中
3) 水挿し vs 土挿し — どちらがいい?

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水挿しの利点:容器と水だけで手軽、発根の様子が見える、初心者に安心、クリーン。
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水挿しの欠点:水中で発根した根は土に移したときに馴染むまで時間がかかり弱りやすい場合あり。腐敗してドロドロになる場合もある
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土挿しの利点:土で直接育つので移植ショックが少ない。
土挿しの欠点:土や容器を用意するのが手間、発根したかわかりにくい、乾かしすぎないようにまめに水やりしないといけない
どちらも利点があるので、目的に合わせて使い分けても○雑に言うと観賞用で経過を見たいなら水、最短で土に定着させたいなら土
4) 植物別おすすめの増やし方
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モンステラ:茎差し(節を含む)→水挿し&土差しどちらでも可
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ポトス・シェフレラ:茎差しが簡単(根が出やすい)
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ペペロミア:葉挿しor株分け(種類により差)
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多肉:葉挿しや茎挿し(乾かすのがポイント)
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ネフロレピス(シダ):株分けが確実
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フィカス系:確実に増やしたいなら取り木
5) 発根促進剤・温湿度管理
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発根促進剤(市販のメネデール)をつけると成功率が上がる。メーカーの指示に従うこと。
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温度:20〜28℃が理想。
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湿度:発根期は湿度を高めに(ビニールやプラスチック容器で保湿)
6) よくある失敗と改善方法
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切り口が汚れている → 消毒してから切る(刃物の消毒)
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挿した場所が乾燥しすぎ → ビニールで覆って湿度を保つ
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根が出ない → 切る位置(節)が足りているか確認、温度が低くないか確認
水挿ししてる茎が茶色くなてきた→夏場は特に腐りやすいので毎日取り換える。清潔なハサミやカッターで切りなおす

